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シンクロ黙示録

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許可を得られていない場所で大道芸を行うということについて

先日我々の掲示板上で頂いた、私ラガーが許可を得られていない場所で芸をする方を批判するのはなぜですか?
というご質問について私なりの見解を述べたいと思います。
(前提としてお伝えさせていただきますが、私はそういった行為を全否定しているわけでは無いです。
 ただ2015年2月現在の私なりの考えとしてご理解いただければと思い、長くなりますが記します)

まず、私は日本という法治国家に生まれ育ち(それが完璧ではないにしろ)、
みんなで決めたルールであるならば出来る限りそれを遵守する形で生きていこうと考えています。
それは個人的には意に反するルールであったとしても基本的な姿勢は同じです。

何故ならばルールを守らないことで他人に迷惑をかけたり、
他人より不当に利益を得ることは社会全体にとって良くないのではないか、と考えるからです。

自らの所有する土地以外でいわゆる大道芸を行うためには、まず誰の許可が必要でしょうか。
私有地であればその所有者でしょうし、公の土地であれば管理責任者は行政でしょうか。
私有地で勝手な行為を行えばもちろん注意を受けるでしょうし、
それでも聞きいれなければ警察に通報される事でしょう。
それが何故なのかはここでは割愛します。

公の土地(路上や公園など)では主に行政が管理しており、
利用者全体にとって利用しやすいように、様々な観点から数々の規制がかかっています。

音量の問題や、人の導線確保などの安全面、その場所で金銭の授受を伴う行為を行うことが広く認められるのか、
など公の場所に関しては一つを認めるとその他の場所ではなぜダメなのか、
という形でその行政地区全体に影響があるため
他に私も知らない観点から慎重に規制がなされていることでしょう。
そういった場所で個人が「無許可」で勝手に大道芸を行うことが、社会的に広く認められるか、という話になるかと思います。

それくらいいいじゃないか、そういった声が聞こえてきそうですが、
それくらい、は歯止めの効かない感覚です。
手続きを経て場所を借りて、地代を払って商売をしている人がいる中、
許可を得ようともせず、自らが利益を得ることを目的にパフォーマンスしているのであれば
不当に利益を得ているのでは、と私は解釈します。
音量やパフォーマンスによって出来た人だかりが通行人にとって迷惑になることもあるでしょう。
場合によっては警察に通報する人も出てきます。
私はそういう事例も多々知っていますが、それはパフォーマンス界にとって望ましくないと思います。
私有地でも公の土地でもまずは許可を得ようとする、もしくは協力者を探すことから始めるべきであると考えます。

ここ10数年で行政にもストリートパフォーマンスへの理解が一定進み、
ストリートパフォーマンスの制度もずいぶん進んできていると感じます。
当初は借りられなかった場所に関しても数年単位の活動結果から
「パフォーマーは定められたルールを守る」という信頼を得らえたことで、
行政なども徐々に協力的になっているというのが私が大道芸に関わり始めてから(2002年頃から)記憶する大阪の現状です。
このように公に認められてパフォーマンスができるようになるまでには、非常に長い時間がかかっています。
昔からパフォーマンスに関わる人達がみんなで努力して作り上げてきたものです。

そういった現状で、行政が協力する制度の中で活動するパフォーマーが、
無許可の場所で大道芸を行い、警察に通報されても懲りずに同じことをする、
というのでは行政からの信頼は損なわれ、協力は得られにくくなるでしょう。
(実際に行政の担当者からもそういうお話を伺ったことはあります)
つまりそういう行為をすることは周りのパフォーマーにも迷惑をかける事になる可能性も高いということです。
私はそういった活動に関しては確かに批判的なスタンスでいます。
ですが、他者の活動に私個人が何か直接的に関与できる権利はありません。

ここで私の結論は、
「許可を得られていない場所で大道芸を行うのならば、
 せめて他のパフォーマーには極力迷惑のかからない形を探してやってほしいな」、ということです。
(もちろん、本人の中では迷惑がかからないと思っていても思わぬ形で
 他者に迷惑をかけることはありますのでそういったことは慎重に考えて欲しいですが)
少なくとも一方では行政に協力を求めながら、一方では自己都合で行政に反する活動をする、というのでは
いささか自分勝手ではないかと考えます。

ただ日本でも全ての正式な手続きは経ていなくとも、近隣住民などにも受け入れられ、
商店主らともめたり警察に通報されることもなく、
ストリートパフォーマンスが定着しているところもあると聞いたことがあります。
迷惑だと感じられることなく、地域に根ざしたパフォーマンスであれば
続けていくことで問題化することも少ないでしょうし、
それを軸にゆくゆくは公に認められる形になれる可能性もあると思いますので
しっかり運営していってほしいなと思います。

また上記はあくまで2015年2月18日現在の考え方であり、以前は今とは異なる考え方をしていたこともありますし、
またこれからも変わっていくこともあるかとは思っています。
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